8月7日(金)、小中学生を対象とした夏の工作教室『Ruby言語でRuby(宝石)を作ってみよう』を本校で開催しました。当日は8名の小学生および保護者が参加し、プログラミングを通じたものづくりに挑戦しました。
本イベントでは、情報工学科の松岡 亮 助教と杉山 耕一郎 教授が講師を務めました。参加者はRuby言語で動くプログラミング環境に触れながら、アーク放電を制御する電極付きアームを動かすマイコンに対して、その上下動作をプログラムとして組み込みました。そのうえで、自分が作成したプログラムに従ってアームが動き、アーク放電によって材料粉末が融けていく様子を、遮光眼鏡越しに実際に目にしたほか、できあがったルビーを取り出してその蛍光を観察するなど、一連の過程を体験しました。
体験終了後には、「大きいルビーを作れて嬉しかった」といった声も聞かれ、ものづくりの楽しさとコンピュータの面白さを実感してもらう充実した時間となりました。
情報工学科では、今後も地域の子どもたちや若い世代に向けた体験型イベントを通じて、情報技術・プログラミングへの興味・関心を育む活動を継続してまいります。
小中学生向け夏の工作教室として、本校情報工学科では「3次元CGを作ってみよう!」を8月20日(木)午後に開催し、小中学生13名(小学生11名、中学生2名)が参加しました。この工作教室では、情報工学科の原元司教授が講師をつとめ、3次元CGを作成するオープンソースソフトウェアであるPOV-Rayによるレイトレーシングの基礎を学びました。
工作教室に先立ち、松江高専の学校紹介を行い、その上で「コンピュータグラフィックス(CG)とは何か?」、「レイトレーシングの基礎」を解説し、POV-Rayで3次元CGを作り出すための「シーンファイル」の書き方を学びました。
小学生の参加者は、普段スマートフォンやタブレットの使用に慣れてはいるものの、キーボード入力には慣れていません。このため、小学生はキーボード入力に戸惑いながら、保護者と協力しながらシーンファイルの作成を行っていました。また、中学生はある程度キーボード入力に慣れているため,抵抗感なく当初計画した課題の大半をこなすことができていました。当日は90分という限られた時間でしたが、参加者は各々でCG作成の基礎を体験しました。
なお、本工作教室の学習内容は,本校の情報工学科1年生でも学ぶ内容の一部になっています。シーンファイルの入力はプログラミングに近い作業で、「コンピュータに行わせる指示は人間が文字の並びで指定する」ということが理解できたものと思います。
情報工学科では、今後も多様な工作教室を計画したいと考えていますのでご期待ください。
2026年8月7日(金)に島根大学で開催されたシンポジウム「データサイエンスによるソーシャルイノベーション」~ちゃんと、つながる~に、情報工学科4年生が参加しました。本シンポジウムは、島根大学の学生が地域企業と連携し、データサイエンスを活用して企業課題の解決に取り組むPBL(課題解決型学習)プログラムの成果発表会で、本校も後援団体として名を連ねています。
情報工学科では後期に4年生対象の授業「データサイエンス」を開講しており、同様の成果発表会を予定しています。今回の聴講は、その発表会を見据えた学びの機会として位置づけられ、学生たちは各グループの発表構成や企業との連携の様子を実践的な視点で学びました。
参加した学生からは、以下のような感想が寄せられました。
企業・学生・教員が協力して課題解決に取り組む授業の進め方や、時間内に成果を上げるための工夫に感銘を受けた。
発表に共通する課題として企業担当者とのコミュニケーション不足が挙げられており、丁寧な対話を意識したいと感じた。
課題解決を自動化で終わらせず、「本当に必要とされているものは何か」を掘り下げる姿勢の大切さを学んだ。
「企業のためになっているか、自己満足になっていないか」という観点が印象に残り、今後の制作・発表でも意識したい。
情報工学科では、こうしたシンポジウム等に参加する機会を通じて、今後の授業・卒業研究や進路を見据えた実践力の育成につなげていきます。
7月31日(金)・8月1日(土)に、本校でオープンキャンパスを開催しました。情報工学科では、「ミニ実験実習」や「フリー見学」などで未来の情報系エンジニアを目指す中学生向けの体験型プログラムを実施しました。
「ミニ実験実習」では、Webカメラで映した物体をAIがリアルタイムで識別する「AI物体認識」の体験を行い、2日間で100名以上の中学生が参加しました。中学生の皆さんがAIの仕組みを知り、実際に手を動かしながら真剣に取り組んでいる姿がとても印象的でした。学習させる教材によっては精度が落ちることも実験ならではの発見だったようです。
「フリー見学」では、在校生が授業で制作したオリジナルゲームやVRコンテンツ(島根県にちなんだもの)、製作した物理的デバイスを使ったゲームなどを自由に体験できるブースを多数展示し、本学科の取り組みを多くの中学生・保護者の皆さまにご覧いただきました。
暑い中ご参加いただいた皆さまありがとうございました!
暑さに負けない熱気を感じる二日間でした!
2026年7月5日、JAXAの小惑星探査機「はやぶさ2」が小惑星「トリフネ」へフライバイ運用(高速接近通過)を成功させました。このフライバイ運用に情報工学科の浦川聖太郎准教授が参加しました。
「はやぶさ2」は、2020年に当初の目的である小惑星「リュウグウ」の探査とサンプル回収を成功させました。燃料の残っていた「はやぶさ2」は拡張ミッションとして、小惑星「トリフネ」へフライバイ探査を行うこととなりました。この探査は、「はやぶさ2」が「トリフネ」の近くを秒速約5kmで通過するわずかな時間に行うものです。「はやぶさ2」は、フライバイ用の探査機でないため、カメラの角度を変えることができません。そのため、探査を実現させるには、トリフネの位置を高精度に測定し、「はやぶさ2」を「トリフネ」に衝突しないギリギリの地点を通過させなければなりません。
浦川准教授が担当したのは、フライバイに至る前、「はやぶさ2」から遠方に観測された「トリフネ」の画像を解析し、その位置を正確に測定することです。浦川准教授は、JAXA、NASA/JPL、NEC、富士通、日本スペースガード協会と協力してこの作業を行い、フライバイ運用は成功しました。その結果、「トリフネ」の高精細画像をはじめとする数々の科学データの取得につながりました。
画像説明とクレジット
フライバイ後の「はやぶさ2」管制室での集合写真。情報工学科の紫の法被を着ているのが浦川准教授。©️JAXA/小惑星探査機「はやぶさ2」のX。
「トリフネ」の高精細画像。©️JAXA、東京大学、千葉工業大学、東京科学大学、産業技術総合研究所、パリ天文台、カナリア天体物理研究所
2026年6月30日に専攻科科目「知能情報工学」の授業の一環として、AIを活用した社会課題解決アイデアを競う「松江高専 AIピッチ」の最終発表会が開催されました。 本ピッチコンテストのテーマは「AIを用いた社会課題の解決とビジネスモデルの創出」。全9チームが、単なる技術検証に留まらず「実際の社会でどう使われ、どう事業として成り立つか」というビジネス視点を取り入れたプロダクト構築に挑みました。
当日は学外から特別審査員として、株式会社Canvas 代表取締役の元廣 惇 様、および松江市役所新産業創造課の担当者様をお迎えし、第一線のプロフェッショナルな視点から熱量のあるリアルな審査・講評をいただきました。 学内コンテストの枠を超える学生たちの熱いプレゼンテーションに対し、審査員からは「全国のピッチコンテストと比べてもプレゼンのレベルが高い」と総じて極めて高い評価をいただきました。 厳正な審査の結果、受賞チームは以下の通り決定いたしました。
【審査結果】
MIX賞(MATSUE起業エコシステム賞):イノシシ見回りナビ(津本晃直・池上琉斗・川合洸・福間央大)
第1位:ナースコールAI分類システム「あいちゃん」(長嶋歩琉・永瀬恒誠・槇原希来)
第2位:整数字 〜AIが教える綺麗な数字の書き方〜 (深井叡・安立晴貴・小松陽音・中村響)
第3位:棚守(TANAMORI)(原健太朗・大島遼士・内藤佑哉・長野央侑)
今回のAIピッチは、学生たちにとって最先端技術の活用方法だけでなく、社会実装における「リアリティとのギャップ」やビジネスモデル構築の難しさと面白さを肌で学ぶ貴重な機会となりました。 ご審査いただきました元廣様、ならびにご協力いただいたMIX(MATSUE起業エコシステムコンソーシアム)の皆様に厚く御礼申し上げます。
プロコン2026(第37回全国高等専門学校プログラミングコンテスト香川大会)の予選に向けて準備を行っています!
今年の日程は予選が6月27日(土)、本選が10月10日(土)・11日(日)で香川で行われます!
4月22日に課題部門と自由部門の作品と計画案を出し合う発表会が行われました。案を実現するためにはどうしたら良いか、意見を出し合いました。
4月7日より前期授業が開始しました。
松江高専では、一年生は普段は5学科混合クラスで過ごし、専門科目ではそれぞれの学科の学生で集まって授業を受けます。そして二年生からは各学科のクラスに別れます。
一年生には、初回の授業で専門の先生からの挨拶が行われ、和やかなムードで授業がスタートしました。
2026年4月3日に入学式が行われ、保護者の方へ学科長から説明が行われました。今年度、情報工学科では42名の一年生と1名の留学生(三年生)が入学しました。ご入学おめでとうございます!