現在、本校ではタイの高等専門学校から22名の学生を迎え、約1ヵ月間の研修を行っています。研修プログラムの一環として、情報工学科が提供する授業や研究紹介にタイ高専生が参加し、教員や学生との交流を深めています。
「ゲームプログラム開発」の授業では、タイ高専生と情報工学科の学生がチームを組んでゲーム制作に取り組みました。最終日には発表会が行われ、完成したゲームのプレゼンテーションやデモプレイが披露されました。
また、情報工学科の研究室ツアーも実施され、本校の学生が英語で自身の研究を紹介しました。AI、IoT、メディア処理など、多岐にわたるテーマについて活発な質疑応答が行われ、双方にとって刺激的な時間となりました。さらに、Matz葉がにロボコンの体験や、学生が制作したVRコンテンツの体験も行われ、情報工学科ならではの教育活動を体感してもらいました。
この研修を通じて、タイ高専と本校の学生が互いの文化や技術への理解を深め、国際的な視野を持つ未来のエンジニアとして成長する貴重な機会となりました。
6月28日(土)に開催された全国高等専門学校プログラミングコンテスト(高専プロコン)の予選審査において、本校から課題部門2件、自由部門1件、競技部門1件が本選出場を決めました。
本選は、10月11日(土)・12日(日)に、くにびきメッセを会場に開催されます。本校が主管校を務める初の地元開催となる今年の本選に向けて、出場チームは一層のブラッシュアップに取り組み、全国の舞台で成果を発表します。
本選は入場無料です。地元の皆様にも、高専生たちの挑戦と創造力をぜひ会場でご覧いただければ幸いです。 引き続き、皆様のご声援をよろしくお願いいたします。
◯課題部門 『地産地救』 池田 小夏(情報工学科2年)、長谷川 大晴(情報工学科2年)、林 千聖怜(情報工学科2年)、 奈良井 真斗(情報工学科3年)、 岡 睦心(情報工学科2年)、 指導教員:橋本 剛
◯課題部門 『Visual Street Kousa ー見える、黄砂。ー』 鎌田 眞太郎(情報工学科2年)、西村 鴻志(情報工学科2年)、 林 和孝(電気情報工学科1年)、 片山 晃大(情報工学科1年)、 福田 瀬音(情報工学科1年)、 指導教員:村橋 究理基
◯自由部門『HAKOSOK』 辻 蓮治(情報工学科2年)、成相 拓真(情報工学科2年)、 大庭 隆平(情報工学科2年)、 洗川 晃蔵(情報工学科2年)、 力石 航(情報工学科1年)、 指導教員:村橋 究理基
◯競技部門 『しじみインフィニティ』 長谷川 友音(情報工学科5年)、 田中 庵(情報工学科4年)、 中里 太一(情報工学科2年)、 指導教員:岩澤 全規
全国高等専門学校プログラミングコンテストhttps://www.procon.gr.jp/
6月18日(火)に情報工学科2年生を対象とした「アラカルト講話」を実施しました。この講話は「情報工学基礎実験」の一環として毎年行っているもので、学生がこれから専門科目に本格的に取り組んでいく中で、自分の興味や将来の進路を考えるきっかけとなることを目的に、学科教員が持ち回りで担当するシリーズ企画です。
本日はシリーズ企画2回目で、情報工学科の教員3名が登壇し、それぞれの研究分野や情報工学にまつわる最新トピックなどについて話しました。
今回の講話を通じて、情報工学の面白さや可能性をより身近に感じ、自らの学びを深めるヒントになったのではないでしょうか。今後もこうした取り組みを通じて、学生一人ひとりが主体的に学び、自分の進路や関心を広げていくことを期待しています。
2025年6月17日(火),理化学研究所計算科学研究センター運用技術部門長の庄司文由様をお招きし,理化学研究所が開発したスーパーコンピュータ「富岳」に関する講義,および理化学研究所計算科学研究センターの紹介に関する講演会を行いました.
講義では,富岳のできた経緯に始まり,富岳を使った最先端の研究成果まで幅広くお教えいただきました.また,富岳という世界有数のスーパーコンピュータをできるだけ多くの人に簡単に使ってもらうための運用についてもご説明いただきました.
学生たちは,スーパーコンピュータのすごさはなんとなく想像していたものの,それを安定して動かしている人たちやその仕事については初めて聞く・知ることが大半でした.普段使うパソコンとは全く異なるコンピュータについて,理解を深める貴重な時間になったと思います.
本講演会は情報工学科4年生に向けたものでしたが,他学科や低学年からの参加もあり,スーパーコンピュータへの関心の深さがうかがえました.庄司様,貴重なご講演,大変ありがとうございました.
情報工学科は春休み期間中にプログラミング自由課題を課しており、先日2年生および3年生による「プログラミング課題発表会」を実施しました。
3年生の発表会では、まず同級生向けにプレゼンテーションを行い、その後、入学したばかりの1年生に向けた発表を行いました。3年生はこれまでの授業で培ったスキルを活かし、グラフィカルなゲームなどの完成度の高い作品を制作しました。1年生は、先輩から作品の解説を受けながら実際に体験し、「3年生になるとこんなすごい作品が作れるようになるのか」と大きな刺激を受けている様子でした。
2年生は、プログラミングの本格的な学習を始めて半年ほどですが、全員がゲーム作品を制作し、同級生に向けて発表を行いました。初めての大きな発表の場に緊張しつつも、自信を持ってプレゼンテーションを行っていました。
発表会では学生同士による投票を行い、上位に選ばれた作品の制作者には表彰が行われました。
情報工学科では、こうした発表の機会を通じて、学生たちのプレゼンテーション力や課題解決力の育成を図っています。今後も学びを深める取り組みを継続してまいります。
●情報工学科3年生 上位入賞者
1 田中 そら
2 小村 奈央
3 松本 航希
4 小林 大翔
5 福島 魁人
6 浦邊 理友
7 板屋 凜乃介
●情報工学科2年生 上位入賞者
1 成相 拓真
2 鎌田 眞太郎
3 野田 彩佳
2025年5月27日(火),松江・出雲の情報関連企業様をお招きし,情報分野における職種について,理解を深める講義を行っていただきました.
講義について,前半はこのような企業の新入社員が最初に就くと思われるフロントエンドエンジニアやバックエンドエンジニアなど職種に関する説明を,後半は職種や働き方に関する学生の疑問を座談会形式でお答えいただきました.実際に働いている方に説明いただき,これまで漠然とITエンジニアとしてとらえていた職種のイメージがより湧くようになりました.また,今後各自で参加するインターンシップにおいても,どんな職種があるか・どんな職種が自分に向いているかなど,多くの気づきが得られました.
今回,本校の卒業生に何名か登壇いただきました(卒業後5年前後).学生にとって,何年か前まで同じ立場だった人が実際に働いている・活躍している姿を見て,自分の近い未来をイメージできたのではと思われます.本講義が,進路選択を考える良いきっかけになると良いです.ご協力いただいた企業様,大変ありがとうございました.
(以下アイウエオ順,敬称略)
株式会社アイル
株式会社イプシロンソフトウェア
サイバートラスト株式会社
株式会社CMC Solutions
株式会社日本ハイソフト
株式会社ネットワーク応用通信研究所
株式会社パソナ
2025年4月9日から前期の授業が始まりました。1年生は、普段はクラス単位(1組~5組の学科混成クラス)で授業を受けますが、週に3コマは専門科目の授業があり情報工学科の学生だけが集まります。
4月9日は1年生の初めて専門科目の授業「情報リテラシー1」があり、情報工学科の教員が新入生に向けて自己紹介を行いました。